筋肉を鍛えることの必要性
『痛めるのは筋肉がないから鍛えてください!』,『痛みが戻るのは筋肉が弱いからです。』
他の整骨院、整体院、病院でこう言われました…という事は現場にいると多くの方から聞きます。
『痛める=筋肉がない』
そういう認識、イメージの方が多く、またそれを中々改善しない症状の原因にする施術者がいるのも事実です。
ですが本当に筋肉がないのと痛みが結びつくのであれば小さい子供はどうでしょうか?筋肉なんて大人と比べたら少ないのは一目瞭然です。でも痛くて泣いたりする時はたいてい転んだり、何かにぶつけたりとそういった時くらいですよね。たくさん動き回っても疲れるぐらいで痛めるなんてことはないはずです。
要するに『痛める≠筋肉がない』という事です。
ただ鍛える事を否定するわけではありません。
アスリートの様にジムで鍛えたりするのは、日常生活を普通に送る方にはそこまで必要がないだけであり、普段の生活での散歩や、家事をするそういった日常の動きは筋肉を使う、血液を循環させるという意味で必要になります。むしろそれだけで十分です。
でも多くの方は年齢を重ねるとそういった日常の動きも誰かに手伝ってもらう事や、歩行器や電動ベッドなど動きを補助するものを使うため、そういった日常での動きが減り、どんどん痛みの場所が増えたり、動けなくなります。
アスリートの様に鍛える必要性はありません。ただ必要なのは日常生活の中の動きです。ちょっとしたことかもしれませんがその積み重ねが大切です。