骨盤が歪んでいるそんなこと本当にあるのか…
皆さまも『骨盤矯正』という言葉を聞いた事あると思います
骨盤矯正とは歪んだ骨盤をもとに戻すことを指します。
ですが骨盤とはそんな簡単に歪むものでしょうか…
骨盤自体は仙骨、寛骨、尾骨で構成されその周りは強固な複数の靭帯で固定されています。そのため普段の日常生活で歪むという事はないと考えてよいはずです。
ただ人によっては骨盤が前傾したり後傾、左右に傾いたりすることはもちろんあります。
それはあくまで筋肉によるものです。骨盤には腹部の筋肉で言えば腹直筋、内・外腹斜筋、腹横筋、腸骨筋、背中で言えば脊柱起立筋、腰方形筋、広背筋、殿部の筋で言うと大・中・小殿筋、外旋六筋、大腿部で言えば縫工筋、薄筋、大・長内転筋、大腿直筋、大腿方形筋、ハムストリングスと骨盤に付着する筋肉はたくさんあります。またそれらの筋肉と筋連結する筋肉も関係してくるためこのほかにもまだまだあります。
例えば片側の下肢の筋肉が固まって骨盤と大腿骨の間隔が狭くなれば立位だと左右の骨盤の高さは変わりますし、外側重心で背中が猫背になれば後傾、反り腰になれば前傾になります。
骨盤が傾いているから矯正しましょう。というよりはしっかり筋肉を施術して正しく使えるようにすることが大切です。